そら with DP2
24日に SIGMA DP2 が発売され,ウェブでもちらほら作例が出てきました
写真の多くで,空がとてもキレイに写っているのが印象的でした
現像が面倒なので,JPEG で撮ってましたが,今朝の散歩では,RAW で撮ってみることにしました
RICOH GX100 も RAW で撮れますが,書き込みが遅く,1枚の撮影に 10秒ほど掛かります
DP2 の兄貴分,DP1 も RAW での撮影が遅いようです
DP2 は改善されて,RAW でも,JPEG 並とはいかないまでも,待たされてイライラするほど遅くはありません
このカメラ,単焦点ということもあって,一枚の撮影の構図を決めるのに,とても悩みます
空はキレイに撮れたでしょうか?
もちろん,PL フィルタは使ってません.ハレ切りもしてません
DP2 のクセ
SIGMA DP2 のまだ操作に慣れなくて,あまり枚数撮れてません
一つが,AE があまり信用できないこと.全体的に,かなりアンダーになる気がするのですが,思いっきりオーバーになることもあって,読めません
特に,暗いところで外しやすいようです
あと,やはり液晶の見づらさから,MF が難しいです.ピントを合わせるために拡大するためにも,ボタンを2個押さないといけないので,操作が煩雑です
AEL を専用のボタンにせず,RICOH GX100 のように,Fn ボタンにして,機能を割り当てられるようにしてくれるとうれしいですね
あと,最小で 0.92ft までしか近づけないので,料理の類は難しいです.純正のクローズアップレンズもあるけど,アダプターが必要だから,ビジュアル的に使いたくないし
JPEG撮って出しで使ってますが,画素数の割りにファイルサイズが大きいのも不思議です.同じ画像を Photoshop で,最低の圧縮率で保存しても,かなりサイズが小さくなるので,このあたりはファームウェアのアップデートで改善されることを期待します
DP2
DP1 は焦点距離が 28mm相当と広角で使いづらそうだったのですが,DP2 は 35mm換算 41mm相当,F2.8 という明るいレンズを搭載という事で,発売を楽しみにしていました
今月初めに発売のアナウンスがあったので,すぐに予約しました
店頭で受け取ると,バッテリがエンプティだったので,帰るまで何も試せず
とりあえず充電して,一枚撮ってみました
操作感は予想通り,GX100 の足元にも及ばないし,液晶画面は4〜5年前のコンディジより劣るし,全体的にボディがチャチい感じは否めません
でも,そこから出てくる写真には,なにか圧倒されるものを感じました
この写真を見た瞬間に,これは名古屋の実家に居る愛犬を撮るしかない!と思い立ち,その足で新幹線に乗りました
FOVEON だとか,APS-C サイズの素子だとか,単焦点だとか,そういう表面上のスペックばかり語られる SIGMA のコンディジですが,これは単なる単焦点高級コンパクトディジカメという,ジャンルでは語れないと思います
操作感に慣れないのもありますが,このカメラは使うのが難しいと思います.いい意味で
ISO400 とかにしてても,F2.8 の割に,直感的な露出よりシャッター速度が1〜2段階遅めになります.1/15 だな,と思ってプログラムシフトを見ると,1/5 と表示されてたりします
しかし,それでオーバーにならないのです.ISO800 は常用感度にはなりにくいと考えると,室内でこの遅さは,まずブレます
三脚とか使って,ISO100 で,1s とかで撮ると,面白い画が撮れそうではあります
R-D1x が発表
今日,カメラ店に行って,EPSON の R-D1s を見せてもらってたら,「今日,次世代機の R-D1x の発表がありましたよ」と教えてもらいました(グリップ同梱で R-D1xG らしい)
R-D1s から,素子などは 600万画素のまま変わりないようで,背面の液晶パネルのサイズが2インチから2.5インチに変更され,固定となったようです
もちろん,細かい点はブラッシュアップされたのでしょうが,写りはそんなに変わってないんだろうと思います
次世代機が出るとしたら,1,000万画素クラスの,できればフルサイズ素子搭載,起動時間なども改善されて登場するだろうと考えていたのに,R-D1s の在庫を改造したのではないかと疑うような内容で,いくらレンジファインダー・ディジカメというマーケティングは無視した趣味性の高いジャンルの商品とはいえ,これではマニアにもなかなか受け入れられないのではないだろうか,と思います
趣味性を目指してる割に,つくりがちゃちい,使いやすくは無い,デザインがダサいと,狙いがよくわかりません.よっぽど,RICOH の GR DIGITAL とか SIGMA DP1 の方が,キチンと作られてて,趣味性も高いですね
元になったコシナ・フォクトレンデルの BESSA も,コストを安くして,お手頃価格でレンジファインダーカメラを,というコンセプトなので,コンセプトは継承されているのかもしれません
キヤノンあたりが,5D Mark II のフルサイズCMOS を流用して,Mマウント互換のレンジファインダー・カメラを開発したら,Leica M8 を超える大ヒットになる予感がします.アンチ一眼レフな人も少なくないはずですし,元祖お散歩カメラであるレンジファインダー方式が,改めて見直されるキッカケになりそうです
まあ,今のキヤノンには,そんな趣味性の高い商品を望むのはムリかもしれませんが...
定年退職した方の趣味として,写真が盛り上がっているようですし,世代的にもちょうどライカや国産のレンジファインダーに憧れた方々でしょうから,マーケティング的にも面白いと思うんですけどねぇ