PHP の実行パス
プログラムからファイルにアクセスする場合,ファイルの特定にはパスを使いますが,このパスの指定には,絶対パスと相対パスがあります
絶対パスの場合,その名の通り,絶対的なファイルの指定になるため,実行パスは関係ありません
相対パスというのは,プログラムの実行パスから見て,相対的にどのファイルなのか,という指定方法です
PHP がよく使われるウェブの分野では,実行パスは PHP プログラムの設置されたディレクトリが使われるので,相対パスは比較的気にしなくても扱えます
しかし,PHP を CLI などで実行した場合,当然実行パスは呼び出し方によって違いますから,この時には,パスに気をつけないといけません
例えば,メイルを受け取ると PHP プログラムを実行するような仕掛けを作ったとします.MTA によって仕様は違うでしょうが,実行パスがプログラムの設置されたディレクトリである事はまずないでしょう
もし,そのプログラム内でファイルを取り扱うのであれば,絶対パスで記述する,などの工夫が必要となります