パスとファイルの関係

ウェブサーバは,リクエストされたパスに対し,対応するファイルを返すというのが主な動作です

例えば,http://example.com/abc/def.html というリクエストがあれば,サーバ上の DocumentRoot からみて,abc/def.html というファイルの中身を返します

しかし,パスとファイル名との対応は必ずしも一対一ではなく,パスの解釈によって違うファイルの内容を返す場合もあります.例えば,http://example.com/abc/ というリクエストに対しては,abc/index.html というファイルの中身を返す,といった具合です(このファイルは,DirectoryIndex で指定します)

index.html が無い場合は,ディレクトリにあるファイル一覧が閲覧できる HTML を動的に生成したり(Options Indexes が有効の場合),403 Forbidden を返したりする場合もあります

また,http://example.com/abc というリクエストが合った場合,DirectorySlash が設定されていれば,/abc/ へリダイレクトするようになっています

もちろんこれ以外にも,パスのリライト(mod_rewrite)が動いていたり,もし指定のパスが CGI ならファイルの中身ではなく,CGI を実行した結果を返したりと,ウェブサーバは単純そうに見えますが,複雑な動きをしています